ノンフィクション作家山岡淳一郎が30歳の息子さんがコロナワクチン接種後3日目に突然死したというご遺族にインタビューします。遺族のかたの無念だけではなく、これだけワクチン接種を推進してきた政治や社会が、その陰で不可避に生じる犠牲者・被害者を孤立させている現実に胸が痛みます。 日本のコロナワクチン接種は2億数千万回となりました。その陰で、ワクチン接種後の副反応疑い報告のうち死亡例は1600件を超えています。もちろん偶然の事故に起因するものや持病の悪化が直接の原因の方もいますが、問題は大多数の事例について国の審議会が「資料が少なくて因果関係を判断できない」としていることです。遺族にとっては、元気な人がワクチンを打って数日で死亡したという現実は、「判断できない」と言われても受け入れられるものではないでしょう。ワクチン政策を進める以上は副反応についての情報を公開し、透明性のある議論をするとともに、せっかく存在する予防接種健康被害救済制度をもっと利用しやすい形で運用することが求められます。 新型コロナワクチンが感染予防と感染時の重症化を防ぎ、社会全体としては私たちに大きな恩恵を与えてくれたといえるでしょう。しかし、健康な人へのワクチン接種は、まれではあっても重篤な副反応を引き起こし死の結果に至ることも事実です。国が推奨したワクチン接種のために生じた被害について、情報を公開して被害者の迅速簡易な救済が図られるよう制度の運用を変えていくことが今求められています。 収録 2022年4月20日(インタビュー取材 4月18日)
動画一覧
【今週のテーマ】 ・ウクライナ戦争泥沼へ ・参院選、野党分裂で「改憲」も? ・もう一度、原発について考える ・ツイッターはどこへ行く? 【出演】 田岡 俊次さん (軍事ジャーナリスト) 山田 道子さん (元サンデー毎日編集長) 斎藤 貴男さん (ジャーナリスト) 布施 祐仁さん (ジャーナリスト) 司会は 鈴木 耕 2022年4月23日ライブ配信
英紙・米紙で活躍する2名の記者の方にご出演いただき、 円安は世界からどう見えているのか、米国のウクライナ支援について、お話を伺います。 ・ロビン・ハーディングさん(英フィナンシャル・タイムズ記者) ・デビッド・ナカムラさん(米ワシントンポスト紙記者(現司法省担当)、元ホワイトハウス担当記者) 2022年4月22日 ライブ配信
防衛ジャーナリスト半田滋の明快解説。「敵基地攻撃能力」をどう言い換えるか?というニュースが飛び交ています。自民党安全保障調査会は、来週には安全保障に関する提言をまとめますが、主題は、敵基地攻撃能力を保持することと防衛予算を今の2倍にすること。「敵基地攻撃能力」という言葉は、言いかえても本質は変わりません、敵基地攻撃能力とは何か、どんどん何をするのか境界はあいまいになり、それは日本の防衛に役に立つのか、最終的に安保法制で認めることにした集団的自衛権の行使として共通の武器を備えて日本ではなくアメリカのしたい戦争にともに参加するということになるだけではないのか。ややこしい話を腑分けして解説します。 2022年4月21日 収録
◆毎週水曜 20時〜 山田厚史の週ナカ生ニュース <気になるニュース> ・マリウポリ兵士「玉砕」容認 ゼレンスキー大統領 ・円安急進128円 無策の政府は口先だけ ・大手電力、法人契約停止 燃料・仕入れ価格急騰で ・自民・連合接近 芳野連合会長が自民で異例の講演 ・安倍「防衛費2%、財源は国債」まるで臨時軍事費特別会計 ・和歌山カジノIR計画、県議会が否決、長崎県議会は可決 ・コロナワクチン ノババック製を認可、4回目ワクチン効果は? ・地位協定 好意頼みでは・・また米兵強制性交致傷逮捕せず ・IMF ウクライナで経済見通し下方修正 ・中国コロナで減速1-3月GDP4.8%に 2022年4月20日生配信
出演者:鈴木剛:全国コミュニティ・ユニオン連合会(JCUF・全国ユニオン)会長 鮫島浩:政治ジャーナリスト 連合の自民党への急接近が話題になっています。経済界との緊張感を保ちながら利益の分配を交渉で勝ち取るため、野党支持が基本になってきた労働組合。それが、経済界の支持をバックにしてきた与党の自民党への連携に転換したかのようなこの間の動きに、批判や戸惑いも強まっています。働き手の現場で起きている、信じられないような状況を、当事者の方々をお招きして話し合ってきたこの番組でも、働き手の今後と密接にかかわるこの信じられない転換について、整理し、労働運動と労働者の今後を話し合ってみたいと思いました。 これまで、この件について連合の内部からの声がほとんど聞こえてこないのですが、今回は、連合の内側から非正規や管理職などの労働問題に取り組んできた鈴木剛さんをお招きしました。この転換について、政界再編の視点から論評されてきた鮫島浩さんとのお二方で、一体、何が起きているのか、今後の労働運動、労働者のために何が必要なのかなどをめぐって話し合っていきます。 収録日2022年4月14日
今週も採れたて横田さんの現場レポート! ①れいわ山本の危機感 ②帯広相乗り、残る火種 ③めげない宗男節 2022年4月18日 生配信
ゲンダイ的視点で送る一週間 出演は、森本啓士(第二編集局長)、生田修平(ニュース編集部) 進行は、ピンチヒッター内藤亨(日刊ゲンダイ週末号担当) ①露国内で反プーチン続々 ②佐々木完全試合達成の秘密 ③第7波最大スケールの恐れ ④札幌五輪「反対多数」にバッハ大慌て 収録は2022年4月15日
児玉龍彦さん(東大先端研)と金子勝さん(立教大)にうかがう「新型コロナと闘う」シリーズ。オミクロン株への対応はそれまでのデルタ株とは根本的に変わるべきだったのに、ワクチンと人流抑制という政府のコロナ対策に変化はありません。4回目のワクチンは本当に効くのか、最新の世界の知見をお伝えし、治療薬の進歩の成果をすべての患者が受けられるようにコロナ専用病院以外でも主治医が患者にあった最もよい薬を選択し治療できる国民皆保険制度による丁寧な治療体制の構築を提案します。何より、パンデミックは世界が平和で協調できなければ適切な対応はできないものです。今の時代、WHOの機能不全、米中対立からウクライナ戦争まで世界の危機を背景に、パンデミックは最も弱い社会、最も弱い人々に最大の被害をもたらします。日本のコロナを考えるとき、世界のコロナに関心を持つことが大切だと感じさせられます。 収録は、2022年4月14日