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山崎雅弘さんは、竹田恒泰氏を「差別主義者」と呼んだことが名誉毀損にあたるとして、竹田氏から訴えられました。裁判は最高裁まで行きましたが、すべての審級で山崎さんが完全勝訴。このたび出版された裁判「戦記」は、山崎さんの冷静な戦略、いち早く支援に立ち上がった内田樹さんをはじめとする多くの市民の思いと力、司法の的確な判断など、裁判の困難な、しかし痛快な経過を追体験させてくれます。それにとどまらず、市民がスラップ訴訟に立ち向かう勇気を与え、そもそもスラップ訴訟がいかに市民社会を毀損するものかを実感させ、さらには言論の劣化、メディアの問題意識の低下、包括的差別禁止法の必要など、現下のさまざまな問題を浮き彫りにしています。

大荒れ国会の重要法案となった「入管法」。 それを審議した衆参両院の法務委員会に所属し、入管法改定案に多くの疑義を突きつけ、最後まで成立を阻止しようとした3人の女性議員に聞いた。 なぜ私たちはこの法案に反対したのか。 希望は捨てない、あくまで廃案を目指して闘う宣言!

調査報道に特化し、熱くしつこく標的を追うTansa。テーマの一つは、摂津市のダイキン工場の周辺のフッ素化合物PFOAによる環境汚染。長期の取材で、Tansaはさらに深く深刻な情報を掘り出してきました。PFOAはフライパンだけでなく、製造・保管されていたダイキンの工場から大阪の周辺環境に流出し今や大阪市の水道水からも高濃度で検出されています。事実は明らかになったのに、汚染源であるダイキンは環境の浄化、健康被害の調査には後ろ向きです。米軍基地・自衛隊基地ではない日本の企業が汚染源となった日本国内の被害に、企業も行政も真剣に向き合っていないのではないか、取材者は憤りを感じます。 出演は、TANSAレポーター中川七海と編集長渡辺周。

「ウクライナに平和を」デモに、複数のカルト関係者やQアノンと総称される陰謀論者が関係していたり、カルトの周辺は混沌としています。それらを見極める「目」を養うこと、カルトの政治への影響力を過大評価も過小評価もすることなく注視を怠らないこと。さまざまな情報が入り乱れる中、それは時に難しいことですが、藤倉善郎さんと鈴木エイトさんの長年の取材に基づく発信は、そんな私たちの心強い指針となります。

好調な悪魔の予言、金子さんは、株価高騰、マンション価格伸長のバブルは、30年前とは全然違う、今のバブルは滅びの到来を告げるカナリアの叫び、そうでなければ、死期の迫った人が一瞬元気になる現象に似ている、と言います。ちょっと難しい話を含めて、今の日本をどう見るべきか、よそでは聞けない話をどうぞ。2023年6月8日 収録

軍事ジャーナリスト田岡俊次の徹底解説。米中の対立は激しくなる一方、という報道が目につきますが目を凝らすとそう簡単ではありません。議会と国民の反中一色のように見える中、政権はもう少し広く長く世界を見ているように見えます。歴史的に地球儀的に世界を見る田岡さんにじっくりお聞きしました。 2023年6月8日 収録